そう言えば、この何十年か燕を見かけなくなりましたが、
私の実家では、燕がやってきてはよく玄関の土間の梁の上に巣をつくっていました。
そのため、毎年春になると祖父は燕のために玄関の引戸の一番上にある30センチばかりの小さなガラスを外していました。すると、燕はその隙間から凄いスピードでスッーと入ってくるのです。
毎年毎年、巣立った雛が何千キロも旅をしてウチにやってきて雛を育てていました。
そして必ず、兄弟の中に慎重な雛がいるのです。何度も何度も羽をバタバタさせるのですが、なかなか決心できず、飛び立てない・・・。そんな雛に親燕はピー ピー鳴いてエールを送っていました。
親が一人立ちする雛に必死に送るエールは人間も鳥も変わらないんだなぁと思いました。
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